10/11  簾舞まちづくり協議会 歴史・文化部会主催「私のまち再発見ツアー」実施

10月11日(金)、簾舞まちづくり協議会歴史・文化部会主催による「私のまち再発見ツアー」が20名を超える参加者をもって実施されました。
まずは、バスで簾舞地区のランドマークともいえる市の有形文化財で簾舞郷土資料館の「旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)」へ。ここは、通行屋でもありましたが、本州からの移築を除くと市内で最古という開拓使時代初期の開拓農家住宅でもあります。館長の黒岩さんから通行屋と地域の歴史について、映像を見ながら説明をお聞きしました。
そして、簾舞中学校入り口前へ場所を移して、現国道230号のルーツとなる「本願寺街道由来板」前でまちセン黒岩次長からの説明の後、中学校の温室横を通った所に建つ「本願寺街道跡碑」から二星岱麓を迂回するように続く細い山坂道をにせい橋まで実際に歩いて本願寺街道を体験しました。
その後、豊滝の篠原果樹園さんにて果物狩り。果樹は簾舞地区の基幹産業の一つでもありますが、ブドウ、プルーン、リンゴになし等々、山歩き散策で少々疲れた身体には嬉しいもぐもぐタイムとなりました。
次に訪れたのが篠原果樹園さんからさらに奥に進んだ豊滝東線の盤の沢林道への分岐点にある「皇恩碑」。帝室御料林(御料)であった盤の沢地域の開拓による、1925(大正14)年の農耕地・山林払下げを記念して建立された碑で、台座には入植者の氏名が刻まれているのが読めます。傍らには石造りの「熊野皇大神」の小祠もあります。この碑がある場所は、札幌岳登山道の入口になる盤の沢林道との分岐点なので、登山者にとっての目印だそうです。
その後、国道まで戻り、 国道を渡って八剣山の麓にある「八剣山ワイナリー」へ。2011(平成23)年に誕生した地ワインの醸造所。亀和田代表から施設やワイン造りの工程等の説明をしていただきました。今、まさに発酵中のブドウも見せていただきました。最後に、元農業センターであった小金湯さくらの森に立ち寄ってツアーを終了しましたが、普段は行くことや歩くことができない場所も訪れることができた、まさに「私のまち再発見」のツアーとなりました。

  篠原果樹園上からの眺望
タイトルとURLをコピーしました