11/10 旧豊滝小学校等の取扱いについての地域説明会実施

11月10日(日)、午後2時から豊滝中央会館にて札幌市教育委員会学校施設課による、今から3年前以上の平成28年3月末で閉校となった旧豊滝小学校校舎の取扱いについての説明会がおこなわれました。豊滝中央町内会の皆さんをはじめ、地域の方々など、40名を超える出席者があり、市教委からは学校施設担当部長をはじめ、担当課長、係長、担当者他の出席がありました。
当日の市教委からの説明は、「校舎が築50年経過していることや、閉校後3年以上の年数が経過していることから、施設内部外部ともに老朽化が著しく進行していることを理由に、主に安全管理上の観点を考慮して、校舎等を解体したい」とのことでした。これは、施設の老朽化と市街化調整区域内という制限下での跡地活用希望者が見込めないというなかでの判断であったようです。校舎跡地は更地となる予定です。
確かに、校舎の屋根の一部は剥がれ落ちていますし、校舎ではありませんが教材園の中に建つオオムラサキ飼育舎の「びっくりハウス」も鉄骨が腐食している等、老朽化が明らかで、このままでは心配な状態です。
説明会の中で、出席者の方から何点か更地後の土地利用や安全確保対策等についての質問がありましたが、特にオオムラサキの保護に関連しての質問や要望が多かったように思いました。ただ、それらの点についていえば、校舎解体や更地化に関して皆さんに誤って理解されている部分もあるように感じました。
今後、解体・撤去するのは旧校舎と体育館、そして教材園内のバンガローやびっくりハウス等の人工の建造物。そして更地化するのはあくまでも旧校舎区域であること。ですので、教材園内については樹木等は保全されますし、そこの建造物の解体作業も、今後、オオムラサキ保存会やまちづくりセンター等との協議の上で、オオムラサキの生育に影響しない時期を選定して進めていくということです。説明会最後の課長からの補足説明でその点での誤解は解けたように思えましたし、理解も十分得られていると感じました。
今後も、地域の財産であるオオムラサキの保全活動は地域が主体となってすすめていかなければならないと思います。

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