昨シーズンの甚大な鹿の食害被害があったこともあり、今年はすでに1月22日と3月5日の2回にわたる大がかりな害獣駆除がおこなわれています。
ただ砥山を越冬地としている鹿の数は相変わらず多く、砥山地区の果樹園では1月から、特に2月に入ってからの食害被害が大きくなっています。
リンゴの木の樹皮がやすりでコソゲ落とすような感じで削り取られて丸裸です。
そうなってしまうと枯れるだけです。昨年、皮を食べられて裸になった樹は枯れていました。
あたり一面のりんごの樹が食害被害にあって木部が見えている樹木だらけで悲しくなってしまいます。
園主さんが、「果樹園をもうやめれって言われているようもんだ」と嘆いていました。
このままでは本当に経営できなくなる農家さんが増えます。
札幌市の行政、とくに農政部でもこの実態を理解し、対策にも取り組んでいるようですが、早急かつ効果のある施策が期待されています。
昨年、食害にあったリンゴの樹、枯れています | |