今年は南区のみならず市内各地で羆(ヒグマ)の目撃報道があります。南区でも、数年前に比べると目撃情報数は減っていますが情報は上がってきています。簾舞でも同様です。ただ、被害という点では鹿による食害が大変な事態ですが。
さて、札幌市では平成29年に、ヒグマによる被害防止とヒグマとの共生を両立するために、ヒグマの市街地への侵入の抑制とヒグマが出没した際の対応を適切に行うことを目的とした「さっぽろヒグマ基本計画」を策定しています。
その後、市街地へのヒグマの出没や市街地のすぐ近くで冬眠するヒグマが確認されるなどがあって、今年、新たに「さっぽろヒグマ基本計画2023」が作成されました。
ヒトとヒグマの「すみ分け」のために、市域をいくつかの地域(ゾーン)に分けて各ゾーンに適したヒグマ対策を進めていくという「ゾーニング管理」という考えがありますが、この案では、新たに「都市近郊林ゾーン」を設けてのゾーニングが提案されています。
ただ、すみ分けによる安全、安心な暮らしを目指すためには、ヒグマについて改めて正しく理解することが重要となっています。
今回、環境省、北海道、札幌市の主催でのNPO法人エンビジョン環境保全事務所による「地域のヒグマ対策を考える」というセミナーを開催します。
そこでヒグマについての講習等を行います。
・日 時 10月15日(日)14:00~17:00
・場 所 簾舞地区会館 集会室
・対 象 簾舞・豊滝・砥山地区の住民(集会室スペースの関係から定員20名)
・申込み 簾舞まちづくりセンター(596-2059)