7月21日(日)、今年度も簾舞地区まちづくり連合会歴史・文化部会によるオオムラサキ観察会を行いました。
6月中に羽化が始まった一昨年のオオムラサキ大発生時とは異なり、豊滝では7月10日前後から発生数は減ってはいましたが羽化が始まっていました。
7月16日に南区長によるオオムラサキの現地確認と観察会を行いましたが、その時にはすでにオオムラサキのメスの発生もあってオスがペアリングに向けて飛行していました。当日、オオムラサキの写真撮影を行っていた真駒内の方の話しによると、既にメスの産卵行動も観られたとのことでした。
暑い日が続いたせいか、例年よりも短いスパンでメスの発生があったようです。
7月21日(日)の観察会当日、朝から暑く、強い日差しの中、簾舞・豊滝地区住民の15名を含む南区在住20名と「旭山自然調査隊」の皆さん37名が合流しての計60名の参加者により観察会を実施しました。中には千歳から参加された親子さんもおりました。
オオムラサキ保存会の土田会長から挨拶とこのサンクチュアリについての説明後、観察会が始まりました。
しなしながら先の状況からも、21日は発生の終了段階にあったようで、数頭のオオムラサキのペアをようやく目視できたような状態で、カメラに収めることはできませんでした。
ただ参加者の多くの皆さんは、さなぎの抜け殻や産卵された卵、そしてミズナラで給水中のオオムラサキを観察することができたようで良かったです。
豊滝サンクチュアリはオオムラサキをはじめ、自然保護のために普段は立ち入り禁止区域となっています。今後も、この豊滝サンクチュアリの保護・保全活動を継続していく必要があります。
オオムラサキの保全に興味、関心がある方は是非とも「簾舞オオムラサキ保存会」へ入会してください。まちづくりセンターへご連絡ください。