5/29 三区町内会 二星岱麓旧本願寺道脇及び簾舞川二星橋周辺で熊出没予防草刈りと外来ウチダザリガニの生息状況についての説明会実施

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5月29日(日)10時から、今年も三区町内会の有志の皆さんによる熊出没予防緩衝地帯(バファゾーン)創出のための草刈りを南区地域安全担当職員や市環境局環境共生担当職員の方々、ボランティアの学生さんと一緒に行いました。最終的には20名ほどの参加者がありました。
場所は、簾舞川の二星橋周辺河川敷および二星岱麓の旧本願寺道登り口右側笹原エリアです。
このあたりは4年前に何度か熊の出没があった場所ですが、こうした草刈りの結果、この3年間ほど熊の出没目撃報告がありません。
今回も、現場はある程度見通しがよくなり、熊もなかなか出て来れない環境になったと思えました。
ちなみに簾舞川には河口付近から特定外来生物である「ウチダザリガニ」が生息し始め、勢力を拡大しつつあるとの報告があります。
ウチダザリガニは1920年(大正)代に食用として道東の摩周湖に放たれた外来種ですが、誰がどうして他の場所へ持って行って放したものなのか、最近、道内の各地で繁殖し、従来の生態系を破壊し、問題になっているザリガニです。
あらゆる環境に適応し、魚類やその他水生昆虫、水草を食べて体長15㎝以上に成長するそうです。
当日は、北海道大学大学院地域科学研究室の田中一典先生の参加もあり、除草作業後、田中先生から簾舞川におけると生息状況と今後の対応での注意その他についてのお話しがあり、参加者からの質疑応答もありました。
なお、在来種の「ニホンザリガニ」は大人になるまで5年かかって抱卵数50個ほどに対して「ウチダザリガニ」は500~600個、さらに2年ほどで抱卵するそうです。
外来生物は「飼わない」「捨てない」「広めない」の3原則が大切だということです。個人で獲ったその場で茹でたり焼いて食べる分には問題ないようです。

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