4月24日(日)のまちづくり連合会の「総会」、および5月10日発行「広報 みすまい」でもお知らせしました、昨年10月に札幌市教育委員から提示された、青天の霹靂ともいえる、学校の小規模化に伴う課題解決のために「簾舞中学校を藤野中学校に編入する」、そして概ね15年後に「簾舞小学校を藤野南小学校に統合する」という案ですが、11月18日(金)午後、札幌市教育委員会学校規模適正課中課長から、上記の案が棚上げとなったという報告がありました。
そして11月28日(月)夕方、改めてまちづくり連合会の成田会長、酒出副会長、五十嵐副会長へ今回の簾舞小学校及び中学校の統廃合案を見送ることについての説明がありました。
棚上げの理由としては、5月21日に簾舞小・中学校のPTA役員への説明の際に、役員から「小規模の現状が適正状態と考えている、それも良くて通わせている」という回答があったこと、6月に実際に簾舞・豊滝・砥山地区を廻ってみて地域の広さを体感したこと、その上で、通学の問題。バス便が減少しており、登下校に支障がでる。今後も減少する見通しで、バス会社との協議も必要となる。中学生ならばまだしも、小学生の登下校には問題が多い。
さらに、避難所の関係で、小学校よりも中学校の場所の方が適切であり、校舎はなくせられない、といったことでした。
昨年10月以来、この間、まちづくり連合会としても 様々な取り組みを行って来たこともあり、とりあえずは、年越し前に一番の懸案事項が解消されたことは良かったです。
但し、小規模校の解消は市教委にとっての推進事項であり、今後も地域やPTAとの意見交換は続けていきたいということなので、当面の統廃合案から簾舞が外れただけと考えるべきでしょう。
今後とも、若い世代が簾舞へ移住したいと思える魅力を発掘、あるいは創成していかないとならないと思えます。
そのためにも地域の皆さんのアイデアや意見等が必要となりますので、よろしくお願いいたします。
しかし、もう一つの懸案事項である「公共の足としてのバス運行便の減少」が小中学校の統廃合案の棚上げの一つの理由になるとは、皮肉なことです。