現在、北海道だけではなく本州においてもクマに係る関するニュースが相次いで報道されています。道内でも全道各地でヒグマに関する目撃情報や事件が起こっています。死亡事故も起きています。そして、事故を起こしたヒグマの駆除に対して、該当自治体や関係機関等へ抗議電話や非難メールが殺到しているとか、非常に残念なことです。
ヒグマの生態や習性等について何も知らないまま感情的に対応している人が多いように感じます。
ヒグマは一頭一頭に個性があって頭がよく、嗅覚が非常に優れています。そして、そうしたヒグマ全部が悪さをするわけではありません。何らかの理由で農作物や人間の食べ物に触れる機会があり、それを学習し、そして市街地や農地に出没するようになるようです。ヒグマには餌と認識したものに執着する習性があるからです。
簡単に餌にすることができる畑や人間の食べ物に執着し、その上,人間を恐れなくなったクマがいわゆる問題グマです。問題グマは人間の命や経済生活に大きな支障となり駆除の対象となります。
こうした問題グマを作らないようにすることが大切なわけですが、そのためにはヒグマについて理解を深めることも重要となります。
今回、ヒグマの餌になり得るゴミ投棄をなくす活動をしているNPO法人TSUNAGUの主催で、「命を守る知恵~ヒグマとの距離をどう保つか」とのタイトルでヒグマに関するオンライン講義を実施します。
多くの方の参加を希望します。
日 時 9月3日(水)
時 間 19:30~20:30
講 師 間野 勉(道総研フェロー)、坂田 一人(市環境共生課長)
ゲスト 伊集院 彩暮(知床財団公園事業係)
定 員 先着100名(要 事前申込)
ZOOMによるオンライン
問い合わせ先 NPO法人TSUNAGU
info@tsunagu-tsunagu-tsunagu.com