8/18 じょうてつバスの路線一部廃止に係る利用者・保護者説明会が開催

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5月中旬、当地区での唯一の公共交通機関であるじょうてつバスの事業者である(株)じょうてつから、12系統(真駒内駅~定山渓車庫)の内、下藤野~簾舞小学校間を経由する路線を、運転手の高齢化やその他による運転手不足のため12月1日から廃止するとの報告がありました。、
簾舞小学校前を経由するこの路線が廃止になると、旧簾舞通行屋前、簾舞小学校バス停の利用者は国道230号の東簾舞、簾舞バス停への利用が余儀なくされ、特に高齢者にとっては影響が大きくなります。
さらに豊滝からバスを利用して通学している子どもたちにとっても大きな影響が出てきます。
平成28年(2016)の豊滝小学校の簾舞小学校への統合の際には市教育委員会とは通学の足を確保するという約束があったはずであり、その点からも、子どもたちの安全な通学路確保が大きな課題となります。
この間、簾舞地区まちづくり連合会酒出会長を含めたまち連事務局では、(株)じょうてつ自動車事業部担当者、札幌市まちづくり政策局総合交通計画部都市交通課担当者、札幌市教育委員会学校施設課学校配置マネジメント担当者ら3者と、3回にわたって路線廃止に係る問題、課題解決策、代替策等や地域としての要望について話し合いを持ちました。
路線の廃止に代わる代替策としては、定山渓沿線町内会連絡協議会福士会長からの別事業社による廃止区間代替運行案もありましたが、じょうてつからは、小学校の登下校時間を見据えたバスダイヤの調整の他、現在、簾舞団地内も運行しているデマンドバス「チョイソコふじのーる」の運行区域拡張等が提案されました。
そして、8月18日(月)夜、簾舞地区会館にて札幌市都市交通課、(株)じょうてつ、札幌市教育委員会により、じょうてつバスの12系統「下藤野~簾舞小学校間」路線が12月⒈日から廃止されることについて、バス利用者、簾舞小学校通学保護者に向けて説明会が開催されました。
まず市都市交通課の大木地域交通担当課長より説明会開催に係る趣旨説明、そして、じょうてつ松田課長及び金澤担当より路線廃止に係る説明、その後で都市交通課から札幌市バス交通の現状と運行効率化についての説明がありました。
その後、路線廃止に係る質疑応答がなされ、4名の方から質問や要望が出され、その中で下記の点が確認できました。
・12系統路線は簾舞小学校経由ではなくなるが、現在の平日8便、土日祝10便は国道運行で維持されること。すなわち国道運行本数は増えること。
・豊滝から簾舞小学校の登下校時間を考慮した運行ダイヤに調整し、金曜日や5・6時間授業、始業式や終業式などの特別な時間の下校時にも対応すること。
・定山渓方面の混雑によって乗れない児童が出ないように豊滝行きの便を下校時間に合わせるとともに、簾舞小学校や中学校との連絡体制の強化を図ること。
・地域住民に対しては平日運行のAI利用「チョイソコふじのーる」の乗降場所として新たに「簾舞2条4丁目」、「簾舞郵便局」、そして国道沿線に「簾舞」、「東簾舞」を新設すること。
最後に酒出会長から花岡神社横坂道通学路の冬期間の安全確保について、改めて要望が出され、市教委日比野学校配置マネジメント担当課長からは今後も土木センターとも経過を見ながら対応を考えていきたいとの回答がありました。
なお、このバス路線廃止に係る住民説明会は地域住民にとっては重要な案件であったはずなのですが、出席は14人という予想以下の少ない出席者で、個人的にはなにか残念な気持ちになりました。

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