5月25日(土)の10:00~札幌市アイヌ文化交流センター(南区小金湯27)で、昨年度に引き続き、札幌市環境局環境都市推進部環境共生担当課による「電気柵」についての講習会が行われました。
当日は市内各所で小学校の運動会が行われており、参加者減が予測されたのですが、それでも17名の参加者併せて、合計25名で開催されました。
電気柵は熊や鹿、その他の害獣対策として効果のある有用な方策ですが、設置方法等に留意しなければならないことがあります。
当日は、市環境局環境共生担当課清尾係長から「札幌市のヒグマ出没状況とヒグマ対策、電気柵購入補助制度」についての説明があり、次に、日本電気さく協議会員の(株)未来のアグリの石澤氏から「電気柵の基本」について、同じく日本電気さく協議会員の(株)サージミヤワキ、神氏から「電気柵の効果としくみ」について、最後に日本電気さく協議会㈱ファームエイジの佐野氏から「電気柵を正しく効果的に使用するために~今日からできる電気柵の管理~」について説明がありました。
そのなかで、(株)サージミヤワキの神氏の担当の中で、忌避剤に係る興味深い映像がありました。餌の周りにヒトデの忌避剤を廻したものと忌避剤を廻さない餌をおいて、アライグマがどちらを食べるかという実験をしたとき、なんとアライグマは一番最初に忌避剤を食べ始めまして、そこで会場は笑いに包まれました
忌避剤の適応動物についてもまだまだわからないことが多いようですが、そういった点ではやはり電気柵が一番有効のようです。実際に電柵に触れて忌避行動を取る熊やアライグマ等々の動画もありました。会場には電柵の実物の展示もありました。
※札幌市の6年度の家庭菜園用電気柵の購入補助が増額され、税込み購入金額の1/2(最大4万円)になりました。
申込みは5/17(金)8:00~先着60名です。
https://www.callcenter.city.sapporo.jp/sapporo/cc/web/formList.html
問い合わせ先 環境共生担当課
電話 011-211-2879 (平日 8:45~17:15)
FAX 011-218-5108
この電気柵の有用性については6月28(金)NHKEテレビ番組「ウチのどうぶつえん」でも取り上げられる予定です。