数年来、砥山、豊滝を始め藤野等、南区でのエゾシカによる食害被害が増大していましたが、今冬は積雪が少ないせいか、当地域でのエゾシカの出没がやや少ないようです。
こうした中、今年も札幌市の主催で、猟友会札幌市支部(奥田邦博支部長)による今年度1回目の大規模な有害駆除(巻き狩り)を行いました。
1月12日(日)、好天で冷え込みも若干ゆるい気温の中、本部を三区の南里さん敷地内に置いて、朝6時から午前中をかけて砥山発電所~観音沢エリアの北電および国有林の山中にて、60名ほどの猟友会ハンターによって有害駆除を実施しました。
ハンターさん達は朝5時に西岡の有害鳥獣集積所に集合し、先発隊、その後に後発隊が出発して入山。勢子隊が配置され次第に巻き狩りを開始する予定でしたが、なぜか勢子隊の配置が遅れてしまい、そのこともあったためか40頭ほどいたエゾシカの群れからかなりの頭数が囲い込みから西へ逃げ出しました。
今回も(株)「CDP北海道」さんの協力を得てのドローンによる鹿の位置情報を入手しながらの狩りで、今回は2台のドローンを飛ばしての実施でした。
朝9時過ぎに捕獲を開始し、11時過ぎの終了となりました。スノーモビルによって駆除個体を回収しましたが、全部で5頭の駆除というやや残念な結果でした。
午後からは場所を変えて40名のハンターが参加してエゾシカの解体講習会が行われました。
次回は2月の実施を予定しているそうです。