1/14 砥山にてドローン活用によるエゾシカの有害駆除実施

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数年来、砥山、豊滝を始め藤野等、南区でのエゾシカによる食害が増大しています。
特に、砥山地区はシカの越冬地となり、砥山の農家、特に果樹園農家の食害が大きく、ゆゆしき問題になっています。
簾舞地区まちづくり連合会としても、札幌市の具体的対策がなかなか見えてこないため、昨年12月に札幌市長宛のエゾシカ対策に係る要望書を経済観光局長へ提出しました。
こうした中、今年は積雪が少ないせいか、未だエゾシカによる大きな被害は出ていないのですが、札幌市の主催で、猟友会札幌市支部(奥田邦博支部長)による今年1回目の大規模な有害駆除(巻き狩り)を行いました。
1月14日(日)、非常に冷え込んだ気温の中、今回も本部を三区の南里さん敷地内に置き、朝6時から午前中をかけて砥山発電所~観音沢エリアの北電および国有林の山中にて、90名ほどの猟友会ハンターによって有害駆除を実施しました。
6時に先発隊、6時半に後発隊が出発し、6:50に入山。25名が勢子となって8時から巻き狩りを開始しました。
今回も(株)「CDP北海道」さんの協力を得てのドローンによる鹿の位置情報を入手ながら狩りでしたが、今回のドローン費用は札幌市が負担しました。
10時に捕獲発砲を終了し、今回初めて投入したスノーモビル等によって駆除個体を回収しました。
駆除は全部で16頭、その内、オスは若い1頭のみで残りはメスということで、駆除の成果がありました。メスは2歳で子どもを産むことが出来るので、ねずみ算式に増えます。
午後からは場所を変えて、新会員を中心にエゾシカの解体講習会が行われました。50名近い参加者があり、駆除現場での解体方法について体験しました。
今回駆除されたエゾシカは、参加ハンターの自家消費の他、犬などのペットの餌用、専門学校の教材、その他、有効利活用先に提供されるなどしたので、残滓として焼却処理される量が少なく、これも今回の事業の目的の一つでした。
当日は多くの関係機関の他、議員、そして多くのメディアが取材に来ていました。
次回は2月23日を予定しているそうです。

1月29日のHBCテレビ「今日ドキッ!」での「もうひとホリ」でも取り上げられました。

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