2/5 砥山地区にてエゾシカ忌避剤使用実験開始

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数年来、砥山、豊滝を始め藤野等、南区でのエゾシカによる食害が問題となっています。
特に、硬石山や砥山地区はシカの越冬地となり、砥山の農家、特に果樹園農家での食害が大きく、ゆゆしき問題になっています。
簾舞地区まちづくり連合会としても、札幌市の具体的対策がなかなか可視化されてこないため、昨年12月21日に札幌市長宛のエゾシカ対策に係る要望書を経済観光局一橋局長へ提出しました。
そして令和6年1月22日、簾舞地区会館で、地域の農業関係者の代表として、成田まち連会長、瀬戸下砥山町内会長、上山上砥山町内会長、篠原JA果樹部会長、新井JA蔬菜部会長ら立ち会いの下、石橋農政部長、高栗農業支援センター長より要望書への回答がありました。
そこで、アンケート調査結果の報告や今後の具体的実施事業の確認、一番の課題といえたコミュニケーション不足の解消に向けた取り組みなどが確認されました。
そして既に1月に実施された巻き狩りによる駆除の他、食害防止に向けた事業の一つとして、ヒトデを原料とした忌避剤の設置を試行することになりました。
今年は当初は積雪が少なくエゾシカによる大きな被害は出ていなかったのですが、この1、2週間の大雪による積雪で被害が出だしています。
2月5日(月)、例年多くの食害を受けている西本果樹園で、農業支援センター職員やJA職員、地域の農業関係者らの手で忌避剤の入ったペットボトルの設置を行いました。
西本果樹園では30本のボトルを吊してカメラを設置。隣の瀬戸さんの砥山ふれあい果樹園でも豊平川沿い崖地を中心に10数本設置し、同じくカメラを設置しました。
忌避剤は不凍液で希釈されているが強いにおいを発するという説明であったのですが、冬季というせいなのか殆ど臭いを感じませんでした。効果があることを願っています。
とにかく試行が行われたことは大きな前進です。2回目の巻き狩り駆除は2月に計画されています。

 要望書提出 12/21 ↓ →
 回答書受諾 1/22 ↓
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