7月13日(日)、今年度も簾舞地区まちづくり連合会歴史・文化部会によるオオムラサキ観察会を行いました。
朝から暑く、強い日差しの中、簾舞・豊滝地区を含めた南区在住の住民15人と「旭山自然調査隊」の皆さん23人の合計38人で観察会を実施しました。
オオムラサキ保存会の土田会長から挨拶とこのサンクチュアリについての説明後、観察会が始まりました。
しなしながら、予想していたとおり、1、2頭のオオムラサキのオス、メスをようやく目視できたような状態でした。そのため旭山自然調査隊の皆さんは剣山南口へ移動して観察することになりました。
その後も、隣接するお寺の境内でメス1頭とオス1頭が飛ぶのを目視できただけで、地域から親子で来ていただいたりしたにも関わらず、観察会としては残念な結果でした。
今年は目に見える場所でさなぎの抜け殻を見つけられていませんし、その上、ミズナラからも樹液が出ておらずオオムラサキ等が給水もできない状況です。
2年前は大発生したオオムラサキでしたが、今年は先にハムシなどに葉を食べられたせいなのか、サンクチュアリの風通し、その他の環境整備がまずかったのかまだ原因がはっきりしないのですが、とにかく今年は羽化したオオムラサキそのものが少ないように思えます。
翌月曜、14日もメスを⒈、2頭をようやく目視できただけでした。オオムラサキの写真撮影を行っていた真駒内の方の話しによると、メスが産卵しているのを観察できたとのことで、どうやら最終節に入ったようです。ただ、驚いたことに葉ではなく枝に産卵しており、これは初めて見る光景で、原因も不明で非常に不安に思えました。
今後についてのオオムラサキ保全については非常に不安であり、この豊滝サンクチュアリの環境保全活動のうえでより最適な対策を考えていく必要性を感じています。
オオムラサキの保全に興味、関心がある方は是非とも「簾舞オオムラサキ保存会」へ入会してください。まちづくりセンターへご連絡ください。
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