4/28 エゾシカ対策説明会(鳥獣農業被害に係る意見交換会)が開催、食害被害農家さんの生の声が噴出

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3月20日の当ホームページにも掲載し、4月13日の北海道新聞の朝刊記事でも取り上げられたエゾシカによる食害被害ですが、南区選出の議員さんたちの音頭により、そうした被害農家さん達の声を直接聞きとり、対策を検討するための「エゾシカ対策説明会」が簾舞地区会館で開かれました。
当該者である豊滝、砥山、簾舞の8名の農家さん、そして北海道農政部農業環境担当谷川課長、農産振興課花果樹稲葉係長、環境生活部野生動物対策課エゾシカ担当田名瀬課長、札幌市農政部農業支援センター高栗所長、松里農産係長やJAさっぽろ経済部堀口部長ら、さらに南区選出の市議や道議、政党支部役員の4名の出席のもと、小須田市議の司会で進められました。
まず、豊滝の篠原果樹部会長はじめ、各農家さんから具体的な被害状況と本当に切実かつ深刻な状況であることが語られました。
北海道農政部からはエゾシカ対策として全道的なエゾシカの推定生息数や農林被害額、捕獲目標についての説明や鳥獣被害防止総合対策交付金、経営対策としての果樹共済等や果樹経営支援対策事業のといった現在ある制度の説明がなされ、札幌市からは鳥獣被害部会によって対応したい、ハンターの活用を進めたい等の話がありました。JAからは農家の切実な被害と農家の自衛策も限界に来ていることを理解しているとの話がありました。
しかし参加農家さんからは、北海道や札幌市からの説明は従来からの被害への対応策の提示のみで、今、出来る限りの自衛策は全て行っている当地域の農家が直面している経営危機への対応、すなわちエゾシカの個体数を減らすための具体的な対策が示されないことについて強い不満が出されました。
今後は市議や道議らの仲介で道と市とJAの三位一体体制で対策に取り組む方向性が示され、早急に囲い込み罠やハンターの活用等の具体案が農家さんへ提示されることとなりました。

 なお、5月18日(水)の17:00~地区会館で、南区農園ガイドの会による「砥山地区 農作物食害セミナー」が開催されます。
NPO法人EnVision環境保全事務所の早稲田氏と滝野すずらん丘陵公園の今井氏による「農作物食害の現状と今後の課題について」という内容です。
参加費は無料で、申込みは「南区農園ガイドの会」事務局長 大山達也まで。070-4491-8054、agri@minamiku-farms.com

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