2/20 砥山地区にてエゾシカ忌避剤使用実験Ⅱ実施

ニュース

数年来、砥山、豊滝を始め藤野等、南区でのエゾシカによる食害が大きな問題となっています。特に、硬石山や砥山地区はシカの越冬地となり、砥山の農家、特に果樹園農家での食害が大きく、非常にゆゆしき問題となっています。
簾舞地区まちづくり連合会としても、札幌市の具体的対策がなかなか可視化されてこないために昨年12月21日に札幌市長宛のエゾシカ対策に係る要望書を経済観光局一橋局長へ提出しました。
そうした中、エゾシカ対策への具体的対策の一つとして、2月5日(月)に、例年多くの食害を受けている西本果樹園で、農業支援センター職員やJA職員、地域の農業関係者らによって忌避剤液の入ったペットボトルを30本設置しました。
ただ設置の際に危惧したとおり 忌避剤液から臭いが発せられておらず、設置したカメラにも効果がある様子が写ってはいませんでした。
臭いを発しない理由が冬季間というせいなのか不明なのですが、今できる次策として、JAから提供を受けたヒトデの粉末忌避剤を試すことになりました。
2月20日(火)午後、西本果樹園地で網袋に入れて雨対策を施した粉末の忌避剤を、皮をかじられた樹を中心に16個設置しました。今回はヒトデの臭いがします。
さらにふれあい果樹園から提供を受けたネズミ等の忌避液を被害を受けた樹に塗りました。
西本果樹園では電柵を越えたエゾシカの侵入によって前回からさらに多くのリンゴの木が皮を食べられ、樹の周りには大量の糞が落ちている状態です。
とにかく何とかこれ以上の被害を出さないようにできれば良いのですが…。
今年2回目のエゾシカ駆除の巻き狩りは2月23日朝に行われます。

タイトルとURLをコピーしました